定跡書の形勢判断を鵜呑みにするな!将棋初心者のハマる落とし穴。

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コツを掴むヒント集
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将棋は何も知らずに指すより「定跡」を知って指す方が遥かに楽に強くなれます。しかし定跡の形勢判断をそのまま信じてしまっていはいけません。
(「定跡」とは相手がこう指したらこちらはこう指すのが最善といったえらいひとたちの研究みたいなもの)
昔は定跡書を読むか強い人に教わるぐらいでしたが、最近はWebで講座を気軽に見れるようになりました。将棋ソフトや将棋アプリなどでも学べたりします。便利なものです。

しかし、そこに大きな落とし穴があることを知っていてもらいたいのです。というわけで将棋初心者が落ちてしまう落とし穴について書いていきます。

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将棋を指すのは誰?

将棋の定跡書やWEBサイトの講座で勉強した研究手順には、互角で終わっているものもあれば形勢がある程度傾いてるものもあります。

さて、ここで仮に貴方が勉強した手順にうまく相手がハマってくれて、自分が有利な形になったとします。ここまでは誰かが研究してきた内容を覚えているだけで有利になれました。 作戦大成功です。

では問題です。

ここから先を指すのは誰でしょうか?

答えは当然、貴方自身ですよね。棋神とかソフトとか答えた方はゴーホーム!

定跡書の手順で本当に勝ちに近づいたのか考えてみる

というわけで、定跡書の手順で有利にはなりましたが、ここから先を指すのは本の著者でもなければサイトで解説していた人でも無く、貴方自身です。
貴方はアマチュアで、しかもまだ勉強中の身。
大駒を切るような豪快な攻めが得意な人もいれば、慎重な切れない攻めが得意な人もいますし、角交換するといつも打ち込まれて苦手・・・という人もいれば「角交換上等」な人も居ます。

得意な形があって苦手な形もある、それが当たり前。プロ棋士の先生ですらあるのですから。

例えその局面で自分が有利だったとしても、そこからの指し方が分からなければ結局自分の力が出し切れずに簡単にひっくり返されてしまいます。
それで済めば良い方で、自分の棋風に合わない苦手な形になっていたらどうでしょう?本当に「これで有利だ!」と言い切れますか?

定跡手順で勝ち取った有利を保つために

じゃあどうすればいいかというお話をしましょう。具体例を2つほど。

その局面から先を指せる様に勉強してしまう

その先どんな展開があるのか?自分は盤面のどこに手をつければ良いのか?この囲いはどうされると崩れ易いのか?相手の玉はどう攻めれば効率が良い?などなど。
これらを時間かけて検討するのも良いですし、付き合ってくれる人がいるならば、その局面を並べて相手をして貰えば、実戦でやられそうな手もいっぱい知れます。最近なら将棋ソフトなどにその局面を入力し、指し継ぐなんてのもアリかもしれません。

苦手な形になる変化は若干有利くらいなら捨てることも視野に入れる

多少妥協してでも、自分が指しやすい形になる手順を探せば意外とあるものです。本当に強い人同士の将棋となればお互いほとんど隙がないため、ちょっとした有利でも奪いに行って確保しなければ勝ちに繋がりません。しかし級位者同士であれば、そんな無茶をするよりも自分の力が出せる展開を選んだほうが勝ちやすいです。あと楽しいですし。
いくら探しても妥協案すら見つから無ければ指せるようになるしかないので。

結局は将棋を指すのは自分である

定跡書の「これにて良し!」の局面に誘導できても、結局その先は自分で続きを指すしかないので、その先を指しこなせる様にしておく
もしくは自分が得意な形になる変化を見つけ、優先してそちらを目指す
などを考えていなければ、定跡書の形勢判断を鵜呑みにして大怪我しますよということです。

有段者になったらこの考え方では駄目ですが。

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